下野のお米が「れんげ米」と呼ばれるのは、田んぼにれんげ草を咲かせ、その花ごと土に混ぜ込む昔ながらの農法から。化学肥料に頼らず、植物の力で土を育てる、自然と共存した米づくりです。
ところが今年の春、そのれんげ草がなぜか田んぼではなく畑のほうに、ひょっこりと顔を出しました。まるで「ここでもいいよね?」と言わんばかりに。
種がどこからやって来たのかは謎です。風が運んだのか、鳥が落としたのか——あるいは好奇心旺盛な所長が、こっそりポケットから種を落としていったのかもしれません(笑)。
畑に突然現れたれんげ草。ちょっとした春のいたずらのようで、思わず顔がほころびました。
自然はいつも、こちらの想定を少しだけ超えてきます。それが農業の面白さでもあり、下野農園が自然と向き合い続ける理由でもあります。